クレジットカードの自然増枠とは?クレジットカードの審査に通ったけれど、利用枠が小さくて不満、ということはよくありますよね。
そして、利用しているうちに使える金額が増えていて驚いた方もいるのではないでしょうか。
今回はクレジットカードの自然増枠の仕組みについてお伝えします。
目次
クレジットカードの自然増枠とは何か
クレジットカードにはあらかじめ利用限度額が定められています。
利用限度額はこれまでのクレジットカード利用状況、年収や職業などを考慮して決定されます。
初めてクレジットカードを作る場合の利用限度額は信用情報の蓄積がないことから、基本的にかなり低めに設定されると考えられます。
特に、収入が不安定な職業の場合、信用が積み重なるまではかなり低い限度額しかもらえません。
ですが、利用していくうちに徐々に利用限度額が上がっていきます。
最初に設定された利用限度額が徐々に増えていく現象をクレジットカードの自然増枠と呼ぶのです。
クレジットカードの自然増枠はなぜ起きるのか
そもそも利用者がしっかりお金を払ってくれるのであれば、クレジットカードに利用限度額を設定する必要はありません。
クレジットカード会社はクレジットカードを使ってもらうことで小売店から手数料を得るビジネスです。
ですが、クレジットカードは利用者の信用を担保にお金を貸すものであり、利用者が返済してくれるかはわかりません。
返済してくれなければ大損するリスクも抱えているのです。
そのため、実績の少ない利用者に対してはあらかじめ低い限度額を設定し、実績を積んで信用できると分かったところで自然増枠してくれるのです。
クレジットカードの自然増枠を受けるにはどうすればいいのか
クレジットカードの自然増枠を受けるにはどうすればいいのでしょうか。
当然、クレジットカードの自然増枠は自分で申請するものではありません。
クレジットカードの自然増枠を受けるには、頻繁にクレジットカードを利用することと、利用後滞りなく返済することが重要です。
頻繁にクレジットカードを利用してくれるのは良い客だといえますし、しっかり返済してくれるのであれば、貸し倒れリスクも考える必要がなくなります。
クレジットカード会社によくクレジットカードを使って、支払いもしてくれる、信頼できる顧客だと思わせることが大切なのです。
クレジットカードの自然増枠で増えるのはどの枠か
日頃クレジットカードのキャッシング枠をよく利用する方はクレジットカードのキャッシング枠を増枠したいと考えるかもしれません。
ですが、クレジットカードの自然増枠で増えるのはショッピング枠です。
つまり、通常の支払いで使える枠です。
クレジットカードによってはキャッシング枠が設定されていることもありますが、こちらの枠はクレジットカードの自然増枠では増えません。
キャッシング枠は借金ですので、法律上厳しくルールが定められています。
そのため、キャッシング枠を増やしたい方は自然増枠を期待せず、増枠申し込みをしましょう。
クレジットカードの限度額を上げるには自然増枠と申請増枠のどちらがいいのか
クレジットカードの限度額を上げる方法は自然増枠だけではありません。
クレジットカードの限度額を上げるには自然増枠でなく、申請も可能です。
申請増枠は自然増枠が起きないときに、申請することにより上限を上げてもらう方法です。
申請増枠をしたからといってクレジットカード会社からの心象が悪くなることはありませんし、50万円の増枠申請をしたところ、80万円増枠してくれるということもあります。
特に、長年使っている方は大幅な増枠をしてもらえる可能性が高いようです。
クレジットカード会社がなかなか自然増枠してくれない方は申請増枠を試してみてください。
クレジットカードの自然増枠は信頼の証
クレジットカードの自然増枠はクレジットカード会社が利用状況を見て利用者を信頼し、もっとクレジットカードを使ってほしいと思っていることの現れです。
自然増枠を受けることは難しくなく、頻繁にクレジットカードを使い、しっかり返済するだけです。
クレジットカードをうまく使って自然増枠をぜひ受けてみてくださいね。