条件次第でクレジットカードの還元率2パーセント以上にできる年会費無料のカードを紹介します。
「せっかくクレジットカードを持つのであれば、ポイント還元率の高いカードが欲しい」と思うのは、いたって自然な感情でしょう。
かつて高還元率を謳っていた『漢方スタイルクラブカード』は2018年3月で新規受付を終了してしまい、以降はジャックスリーダーズカードがその後継となっています。
どちらも年会費の必要なカードとなっていますが、それでも還元率は1.25~1.75パーセントとなっており2パーセントには届きません。
では2パーセントを超える還元率を持つ『年会費無料』のカードはあるのでしょうか?
目次
クレジットカードの還元率が常時あるいは最低2パーセント以上にできる年会費無料のは無い
2018年現在『年会費無料のクレジットカード』で常時2パーセントの還元率を持つカードはありません。
常時還元率2パーセントを維持するカードは年会費がかかるクレジットカードでもほとんどなく、例を挙げるとすれば『ANAダイナース プレミアムカード』ぐらいでしょうか?支払い100円毎に1ポイント、1回払いの場合100円ごとに+1ポイントのボーナスポイントを獲得できます。
ダイナースクラブのリワードポイントは1ポイント1マイルとしても利用できるので、マイル付与率としてみると『2%』と還元率は日本最高になっていますが、年会費に155,000円(税抜)必要で、8%税込だと16万円を超えるため一般人には非常に縁の遠いクレジットカードとなっています。
ですので維持費のかからない(年会費無料)で最低1パーセントの還元率をもち、利用場所によっては2パーセントを超えるカードを以下では紹介してみたいと思います。
クレジットカードの楽天カードで楽天市場での使用なら還元率2パーセントどころか10パーセント以上も!
楽天カードと言えばテレビCMでも有名になりましたが、申込時にリボ払いが標準となっているせいで酷評されることも多いカードとして知られています。
ですが現在楽天以外のクレジットカードも申込時にリボ払いが標準となっているものも多く、きちんと契約書面を読み、申込時にリボ払いをしないよう設定すればいたって普通のクレジットカードとして使うことができます。
また海外資本であるAmazonを除けば、楽天市場は日本で最大のショッピングサイトでもあり、キャンペーン時やセール時はポイント還元率が10パーセントを超えることも多く、楽天市場以外でも、楽天トラベルや、楽天銀行など、複数の楽天サービスをまたがって利用することで還元率を高く維持することが可能になっています。
使用期間を限定されていない通常ポイントは電子マネーの楽天Edyにチャージすることができ、実店舗のコンビニやドラッグストアなどでも使用することができます。
期間限定ポイントも最近は利用できる場所を着実に増やし、都心地方を問わず店舗がある出光ガソリンスタンドやマクドナルドなど生活に密着した場所でも使うことができるので、期間限定だからと言って楽天市場で無駄なものを買う必要もなく、ポイント消費を効率的に行えるように進化した点も注目するべきでしょう。
強いて言えばキャンペーンに応募する度、送られてくるメールが増えると言うことですが、現在Yahoo!JAPANやリクルートカードでも楽天同様にメールマガジンが送られてくるので、そういった迷惑メールをメールフィルタで見ずに済むよう設定したうえで、月ごとのキャンペーンに忘れず応募するようにしておけば、かなりの還元率を維持できるイチオシのクレジットカードとなっています。
クレジットカードのYahoo!JAPANカードで関連のサービス利用で還元率2パーセント以上!
主に利用する店舗がTポイントがたまる、使える場合が多いならYahoo!JAPANカードがおすすめです。
Yahoo!ショッピング利用時には3パーセントの還元率で、実店舗での利用は対応店舗であればTポイントがたまるようになっています。
一応Tマネーというくくりで電子マネーとしても使うことができますが、蔦谷書店(とその系列店)を含む一部コンビニとドラッグストアのみに限られ、VISAのYahoo! JAPANカードでは利用できず、JCB・MasterCardのみTマネーとして使える形式になっていたりと、やや片手落ちとなっている点は否めません。
Tマネー利用の還元率も500円毎にTポイント1ポイントと楽天Edyに比べるとかなり見劣りしてしまいます。
かつては実店舗で使えることの多いTポイントの方が重宝されていたのですが、楽天が様々な企業を取り込みEdyを買収して楽天Edyとしてからは立場はすっかり逆転してしまいました。
それでも最低1パーセントの還元率を備え、楽天同様各種Yahoo!JAPAN関連のサービスや、ENEOSなどTポイントが獲得できるYahoo!JAPANカードは、年会費無料のカードとしては充分おすすめに値するクレジットカードとなっています。
『Orico Card THE POINT』このクレジットカードは入会6ヶ月はポイント還元率が2パーセントにアップ!
ポイントサイト『オリコモール』を経由することでポイントの二重取りが可能になっているクレジットカードです。
カードブランドはMasterCardのみですが、年会費は無料なのはもちろん初回登録から6ヶ月の間はポイント還元率が2パーセントになっているのが特徴です。
そして主な特徴としては通常のポイントサイトではポイント付与対象外であるAmazonでの買い物もオリコモールを経由することで『Amazon.co.jp利用時0.5%ポイント付与』されること
もう一つは『楽天市場を利用時通常0.5%から最大15%ポイント付与』とされることです。
基本的には楽天市場は楽天カードを使ってG-PointやClub Panasonicのポイントサイトを経由してのポイント二重取りが一番お得なのですが、時期によってはオリコモールの付与ポイントが楽天市場や上記ポイントサイトを足した場合より多いこともあり、楽天カードと比較することで、最も還元率のよいパターンを選択して買い物をすることが可能です。
楽天市場の商品別に付与されるポイントが異なっており『オリコモール』の『楽天市場検索』を使うことで取得ポイントを知ることができます。
楽天市場で付くポイントとは別に15%のポイントが付く商品を見つけられたのなら、持っていてよかったと思えるクレジットカードの一つとなるのではないでしょうか。
クレジットカードのリクルートカードで関連サービスの利用で還元率2パーセント以上
数年前にローソンとリクルートグループの提携が決まり、Pontaポイントを合わせた限定ポイントなども提供しています。
リクルートカードは基本還元率が1.2パーセントとなっており、他のカードよりはポイントがたまりやすくなっています。
じゃらんやホットペッパーグルメなどリクルート系列を利用する際は、ポイント還元率は3パーセントまで上昇するので『じゃらん』や『じゃらんゴルフ』『ホットペッパーのグルメやビューティー』を頻繁に利用する方なら持っておきたいクレジットカードです。
無料で定期的に配布している限定のポイントや交換したPontaポイントを使って、それらを利用する際に割引予約などをすることができるのも特徴の一つです。
(上記サービスはリクルートカード所持者に限らず、通常のPontaカード会員などにも提供されています)
またPontaポイントはローソンの端末から毎月新製品の食品、飲料、お菓子などをポイントを消費して『お試し価格(ポイント)』で購入することができます。
大体メーカー希望小売価格の1/2から1/3程度のポイントでクーポンを購入できるので、Pontaで新製品のお菓子をいち早くお得に味わいたいというのであればかなりのお得と言えるでしょう。
ただリクルートグループとの提携が始まってからPonta登録者が爆発的に増えたようで、店舗によってはPontaでお得に買える新製品だけなくなっていたり、そもそもそのクーポン券が発行終了となっている場合もあるので、その点だけは注意が必要でしょう。
クレジットカードは1枚ではなく2~3枚所持して使い分け還元率2パーセント以上を求めるのが大切
どのカードも適切な場所なら2パーセント以上の還元率を得られるので、自分がよく使うサービスに合わせてクレジットカードを持つことが重要です。
年会費無料のカードで高い還元率を維持したいのであれば、年会費に相当するであろう手間を惜しんではいけません。
カード毎の条件クリアやキャンペーンへの参加申し込みを忘れずにすることも大切になってくるでしょう。