クレジットカードで顔写真入りのデメリットは何があるでしょうか。
クレジットカードは便利なアイテムですが、セキュリティ面が不安、という人も少なくないはず。
クレジットカードの不正利用のニュースを耳にすると、自分は大丈夫かな?と思ってしまいますよね。
こういった防犯意識が高い人が注目しているのが、顔写真入りのクレジットカード。
確かに不正利用には強いですが、デメリットもいくつかあります。
どんなデメリットがあるのか、説明していきたいと思います。
目次
そもそもクレジットカードで顔写真入りのデメリットはあるの?
クレジットカードに顔写真を入れる一番の理由は、第三者による悪用を防げることです。
クレジットカードを紛失した時や、盗難された時、顔写真が入っていると使用する時に顔が違うので、拒否されます。
サインだと見分けが付きにくいですが、写真の場合はハッキリと別人だと分かるため、なりすましを防ぐことができます。
また、年会費は通常のカードと同額で、発行手数料は無料です。
写真なしのクレジットカードと比べてセキュリティ面でメリットが高く、金銭的な負担もないので、良いことばかりのように思えますが、実はデメリットもあります。
次の項目からクレジットカードで顔写真入りのデメリットを挙げていきます。
クレジットカードで顔写真入りのデメリットその1
クレジットカードに顔写真が入っていたとしても、100%不正利用を防げるわけではありません。
インターネットショッピングなど、インターネット上でカード番号や有効期限を入力して決済する場合は、クレジットカードそのものを提示しませんよね。
顔写真を確認する店員がいないので、せっかく顔写真が入っていても不正利用を防げません。
最近の不正利用の傾向としては、実店舗ではなくネットショッピングでの利用が多くなっています。
クレジットカード本体がなくても決済ができるので、残念ながら顔写真のメリットを十分に発揮することができないのです。
クレジットカードで顔写真入りのデメリットその2
実店舗の利用でも、完全には不正利用を防ぐことは困難です。
クレジットカードを使用する時は通常、本人確認のために、サインか暗証番号が必要とされていますよね。
ただし最近はコンビニなどでサインレスでクレジットカード決済できる店舗が増えています。
スピーディーに会計できる便利なシステムですが、店員の顔写真のチェックが入らないため、不正利用されてしまう可能性があります。
サインレスで利用できるのは、コンビニ、百貨店、スーパーなど一部の店舗に限られ、少額の決済の場合のみと決まっています。
不正利用対策のため、お店ごとにサインレス決済を行える上限金額が決まっていて、それをオーバーするとサインが必要となります。
サインレス決済が可能な店舗で少額決済を繰り返されると、不正利用の被害額が大きくなってしまうのです。
クレジットカードで顔写真入りのデメリットその3
写真入りのクレジットカードを発行しているクレジット会社が少なく、選択肢が少ないのもデメリットの一つです。
以前は数種類のクレジットカード会社が写真入りのカードを発行していましたが、現在は多くの会社がサービスを停止しています。
魅力的なクレジットカードがあったとしても、顔写真入りに対応していない場合は、どうすることもできません。
現在対応しているのは、以下の「三井住友VISAカード」のみとなっています。
・三井住友プラチナカード
・ゴールドカード
・プライムゴールドカード
・ヤングゴールドカード
・エグゼクティブカード
・クラシックカード
・クラシックカードA
・アミティエカード
クレジットカードで顔写真入りのデメリットその4
写真入りのクレジットカードを発行するのに、手間がかかるのもデメリットです。
ネット申込みで発行ができず、まず最初に、写真なしの三井住友VISAカードを発行した後、ネットか電話で「写真入りカード取り替え申込書」を請求して手続きをする必要があります。
申込書に記入をし、写真を貼り、返送するという手間がかかるし、発行されて手元に届くまでに時間がかかってしまいます。
すぐにクレジットカードが欲しい時には不便さを感じますよね。
最近はネット上でスピーディーに手続きができる場合が多いのですが、それができないとなると、面倒に感じてしまいます。
クレジットカードの顔写真入りのデメリットは大きい?
写真入りのクレジットカードのデメリットをいくつか挙げました。
確かにセキュリティ面は完璧ではないですが、写真なしのカードよりは安心面は上がります。
手続きは少々面倒ですが、メリットは十分あります。
よく物を紛失する、少しでも防犯効果を上げたい、という人にとっては、安心感があるカードと言えます。
三井住友VISAカードは、ステータス性が高く安心感があるクレジットカードです。
クレジットカード自体にも魅力があるので、写真入りの発行を検討してみて下さいね。